2021/4/28投稿、2022/3/22更新
こちらを参考に、語学学習における視覚優位と聴覚優位を考えてみる。
視覚優位
視覚優位の人の特徴は
”漢字を似た字や、偏と旁が逆になるなど、似ている文字に間違えて書いてしまう”
だそうだ。ちなみに私はあるあるだ。
このタイプのひとが語学学習する際、映像をイメージするのがよいと思う。単語を覚えるとき、文を音読するとき、文を精読しているとき、ポッドキャストを聞いているとき、などなど。
こんな研究結果もある。トリリンガルの人はバイリンガルに比べて、脳の視覚野をよく使うらしい。語学に長けている人たちは視覚優位が多いということか。
https://www.asahi.com/articles/ASP41540BP30ULBJ00Y.html
聴覚優位
聴覚優位の人の特徴は
”読みが同じ漢字と間違える”
だそうだ。ちなみに私は、あることはあるけど頻繁ではないかな。
このタイプのひとが語学学習する際、発音・リズム・抑揚・音の高低を徹底的にまねるのがいいと思う。
大学で初めて中国語を習ったとき、声調をうまく習得できる人、できない人の差が大きかった。その時の先生が「音楽ができると習得しやすいと言われていますね」みたいなことを言ってたのを思い出す。中国語でなくとも、英語でもリズム、音の強弱が大事。音楽が得意だと語学に優位ということか。
視覚言語
視覚言語は聴覚障害者またはCODA(Children of Deaf Adults)が第一言語として使う言語。
生まれつき聞こえない場合は耳に情報が入ってきようがないので、自然と視覚優位になるかと思う。ろう者やCODAがよく言うことだけど、しゃべるとき頭の中に映像ができあがっているそうだ。
人生の途中から聞こえが悪くなった人や、手話に興味を持った健聴者の場合は、先天的な視覚/聴覚の優位さが、言語取得に影響を及ぼすかも。後天的に視覚の優位さを上げられるか・・・まではわからない。
結局、結論は?
映像や画像を駆使する力がある人、音や音楽を駆使する力がある人は、どちらも語学に有利かもしれない。ただし、視覚言語の場合、後者が持つ能力は役立たない可能性も。
関連記事
0 件のコメント:
コメントを投稿