学者さんによって口形の分類が異なる件[日本手話]

2021年6月21日月曜日

語学 聴覚情報保障

t f B! P L


作成:2021/06/21 19:09 更新:2021/06/21


手話を学び始めた人は、半年~1年ぐらい経ったら「手話は顔50%、手50%」なのだと気づいてくるはず。(上半身も!とツッコミありそうだがここではざっくりとということで)。顔50%をさらにざっくり分けると、「目周り(眉ふくむ)33%、口周り33%、頭部全体33%」だろうか。

この3つの中で最もややこしいのが口周り、つまり口形。いったい何種類あるのか?書籍によって説明がちがう!?学習者は、たくさんの文例をひたすら見続けて体得するしかないのか?

学者さんによって異なっていることの例:


・・・

市田泰弘さんの月刊言語の連載:"relaxed mm", "th", "oo/ps", "tense mm" の4種類しか説明がない。

米内山明宏さんの「パ」「ポ」の本:"パ"、"ピ"、"プ"、"ペ"、"ポ"を中心とした説明がある。学者さんではないので言語学的なことには立ち入ってない。

松岡和美さんの言語学本:"hee"とか、"hoo"とか。(うろ覚えだけど。)

・・・


こんな混沌とした中で、これこそが「口形の一覧!」といえるサイトがある。しかも写真付きで。口形の種類はなんと19個。


香聾館 - 手習教室>4. 本当に手の話?(2)口型


知る人ぞ知る香聾館さん。どんなバックグラウンドの方なのか存じ上げないけど、地味に専門性が高い。。

「あ~これはあるあるだな」「え?これどういうときに使うの?」「これとこれは音無しの世界でみると全く区別つかないのでは?」などいろいろ気づきがある。


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